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La Cuina d'en Mishima 三島さんの厨房

もう数年来「行かなくては!」というお店があった。
カタルーニャはtomoさんの働く
els casals と、もう一つ。
新宿区にある、La Cuina d'en Mishima
カタルーニャ語で「ミシマの厨房(料理)」
ブログで、お料理と文章を拝見する度に
「ああ、この人の作るお皿を食べてみたい。」
そう思っていた。

店主の三島さんと、試飲会で初めて
挨拶を交わした、その翌週。
予約の電話をかけた際、
「ワインは好きなのを持ち込んで下さいね。」
(そんな、レストラン有りですか!?)
思わず、お言葉に甘えて
「ハイ、ではお料理、適当にお願いします!」
何を持って行くかも伝えていないのに
そんな、お願いの仕方はサイテーだが
もう全面的に、信頼し切っていた。

伊勢丹ワイン売場の友人のところで選んだ
ドイツはバーデン地方の名手、
フーバーのヴァイサー・ブルグンダー '06と
自宅の段ボールで3回夏を越した(!)
スペイン・トロのピンティア'01を携えて
いざ、曙橋へ!




にこやかに出迎えて下さった、三島夫妻。
「実は、一度ダンジョウに伺ったんですよ」と奥様。
我がベネンシア姿を見て下さったそう・・・
清潔感溢れる温かい雰囲気で
期待は大きく膨らむ。

お世話になったご夫婦と我がツレの四人
エビスのザ・ホップで乾杯の後・・・

帆立と、パリパリのフィデオス
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貝の柔らかさと、香ばしくポリ、ポリ、の食感が楽しい!
温かい一皿目。嬉しいです、本当に。

さっきまで、活きていたボガバンテ
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サッと火が通っていて、何とも言えない。
そして、ミソがたまらなく、ドイツの白に合う!!
食欲がどんどん沸いて来て
パンがすすむ〜

太刀魚のソテー サフラン風味
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ふっくら、皮はパリッとした焼き上がり。
アッサリと、素材はいかしつつも
トマトの爽やかな甘みと
サフランの柔らかい香りが
魚の生臭みを消し、旨味を引き立てる。
塩梅の良い味付けで、食べ疲れない。

牛ほほ肉の赤ワイン煮込み レンズ豆添え
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暑い夏を越したせいで、熟れに熟れた
今がピークのピンティアが、最高に開いた瞬間
このお皿が来て、もう、とやかく言うこと無し!

甘いもの、三点盛り!
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柿のシャーベット、イチゴショート、リンゴのタルト!!!

店主から頂いた一杯、トーレスのピノ・ノワール(大好き)が
デザートともぴったりと合って。
和・洋食、スペインでの経験、カタルーニャとの出会い
そして、これからのこと。
ミシマさんと色々なお話を交わした後、
「作り手が楽しんでいらっしゃるのが伝わるから
 私たちも、本当に気持ち良く頂けましたよ。」
同伴して下さった、奥様の方からのお言葉。

料理って、まさに作る人の心と人柄の投影なのだな・・・
改めて、感じて納得した次第。
何処何処料理、ではなく
彼の "食べて、心とカラダが喜ぶ "お料理

またいつの日か必ずや
ワイン片手に
三島さんの厨房に、伺おう!
by irdecopas | 2008-11-13 20:00 | 東京生活 mi vida Tokio
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