土曜深夜は、至福のシャンパンタイム。
お客様と一緒に、ちゃんと座って、頂いた(← これ、大事)
好物を目前にすると、手ブレする。
鴨胸肉のソテーにオレンジ、ねぎ。
そして、ジロール茸とエシャロットのソテーを添えた一皿に
ミシェル チュルジ 2002 ブラン ド ブラン
ル・メニル・シュール・オジェ村の、100%グランクリュから造られる、シャンパーニュ。
鴨×ジロール、鴨×オレンジ、鴨×ねぎ・・・
色んな組み合わせで、一口食べてはグビッ
もう一切れポイッ、グビッ・・・・・
「あー、やっぱりジロールとシャンパンが一番合うカモ」
幸せの境地に至っていると
「おおー、ピノ・グリのヴァンダンジュ・タルディヴ!!!珍しい!」
甘口好きのT氏、歓喜の声。
「鴨の脂×オレンジ には、やっぱりコレ。脂に甘みが融合して、口の中で膨らむ・・・」
はあ、旨い。
幸せの絶頂に浸っていると
アルザス帰り、しがらき一年半熟成の、ゲヴェルツ 06 セレクション・グラン・ノーブル。
「原価で、みんなでワリカンね」
店主の声に
なみなみと甘口を注ぎ、グラスを握り締め、鼻を近づけて話さないT氏
「あああー、溶けそうッス」
ワインに酔いしれる喜びを知り始めた、若手M氏
「アタックは、子供のころに飲んだ、煎り出し麦茶!!!」
いや、紅茶、ダージリンのようだとか
喧々諤々。
全員が、ワインに翻弄され、陶酔した、一夜。
明日は、待ちに待った「死ぬまでに飲むべきシャンパーニュ」講座・・・
媚薬を口にし、薬に惚れてしまった。