この夏、今までの人生で最高の量、
至極沢山のシャンパンを、飲みに飲んだ。
特に、RM(レコルタン・マニピュラン)と言われる
小規模生産者の、もの。
もちろん、有名メゾンのシャンパンも、素晴らしいが
前者には、造り手の魂とも呼べるような、” 勢い” を感じるのだ。
飲むと、ゾクゾクしたり、興奮したり、感動したり、涙したり
ただ、酔うために飲むのではなくて。
その中でも、とても印象的だった、二本。
ブリュット フルーロン 2000
ピエール ジモネ
シャルドネ。
「カキーン」と、脳の中で音が鳴った。
味わい、酸、熟成感、バランスが一向に崩れない。
繊細、洗練、優雅・・・・・
思わず、背筋を正してしまった。
キュヴェ マリー カトリーヌ エクストラ ブリュット
フランソワ ビリオン
シャルドネの味に、また一つ驚いた。
強さのなかにある、優しさ。凛とした、輝き。
とにかく、忘れられない。
この夏で、一番、好きだった。
つべこべ、言わずに、もう一度飲みたい。
唯一無二のシャンパーニュに、もっと、出会いたい。