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プレゼント 

感動が覚めやらぬうちに・・・

フランス、ローヌ地方の最高峰、ギガルが造る
Chateau d'Ampuis 2001
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しがらきで、クリスマスイブに飲ませてもらった
シャトー・ダンピュイ!
初めての経験。

コート・ロティは「炒られた大地」。
エチケットにも描かれている畑は
南東向きで急斜面(勾配は何と60度!)
一日中熱い太陽にさらされるので、
凝縮感のあるブドウが穫れるのだそう。
ドライプルーンや干しアンズのような、熟した果実と
スパイスを思わせる、とっても芳しいアロマ。
これまで飲んだシラー主体のワインの常識を
覆されるような、エレガンス。
これが、少量ヴィオニエをブレンドするロティならではの
真骨頂、なのだろうか。

非常にバランスの良い酸と、滑らかになったタンニンが
舌に程よく、まとわりつく。
実在はしないけれど
少し粘り気のある、美味しい水のように
喉をするっと通って行く。
「これなら、自分の領域を感じるでしょ」と店主(笑)。
確かに、スペインを彷彿とさせる
『丸み』と『暖かな』味わいが、秘められている。
至極、幸せな気持ちになった。

お次ぎは、自分へのプレゼント。

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by irdecopas | 2008-12-26 23:30 | ワイン・シェリー Vinos

クリスマスイブ  Nochebuena 

このシーズンになると
去年までは毎年、コースメニューのみの営業。
ほぼ、予約のお客様だけで、売上げも一年の最高潮。
終わると、グッタリヘトヘトになって
正直、クリスマスの"く"の字もなかった。
(それなりに楽しんではいたけれど)

そして今年は・・・
今までとは全く違うイブ。
ゆったり、まったり。
メニューも、日替わり単品でいつもと同じ。
あ、骨付き鶏モモ肉のグリルが加わったけれど
イベリコ豚ばかり、出た(笑)

でも、そこは、肩の凝らない小さな居酒屋。
お客様から頂いたシャンパーニュで、乾杯!
飲んで笑って、会話を楽しんで
時折、お試し用にスッと出されるアテを
陰でパクっと口に放り込む・・・・・
この瞬間が、最高!!

岡山の清流で採れた、活モクズガニも食べた。
「前の金魚屋さんから、この時期毎年貰うんだよね」
お客様に偶然居合わせた、中国料理のプロが急遽アシスト。
ハサミで包丁を捕えようとする獰猛なカニ君を
吉田さんがバスッと半分に切って、アディオス!
ガーッと紹興酒で炒めただけ。
メチャクチャ旨い。
勿論、ロハ(只)で皆に振る舞われた。

「しがらき」の名前の由来は?
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「そのおっきい壷が、信楽焼だから。オレ、東京出身。」
え、それだけ・・・?
何となく、ガックリする関西出身のお客様。
芳しい白百合も、いただきもの。

ここは、アンチ・クリスマスだけど
心からの贈り物で、溢れている。
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by irdecopas | 2008-12-24 23:59 | しがらき Shigaraki

麻婆飯 Arroz blanco con mapo dofu

桜新町のしがらき生活も三週目に突入。
自転車で通勤を始めたのと
友人のスペイン料理店が世田谷通り沿いにあるので
時々、顔出しがてら、かっ飛ばしてその周辺を散策する。

今まで世田谷区に十数年、住んできたけれど、
東急世田谷線沿線、世田谷通り沿いは
ほとんど来たことが無かった。
区役所なんて、むかーし公的書類を出しに
夜間窓口を一度訪れたきり。

しかし、この辺りは有名な世田谷ボロ市など
古くからの商業地であり、住宅地でもあるので
面白いお店が沢山ある!
飲食店も、ソソられる雰囲気のところがいくつもあり、
これから一つ一つ潰して行こうと
独り静かに闘志を燃やしている、今日この頃。

まずは、手始めに松陰神社前の「五指山(ごしさん)」へ。
お店のお客さん、お薦めの四川料理店だ。
「辛いのが好きなら、担々麺か麻婆豆腐食べなきゃね」
と言われたので、早速、ランチタイムに襲撃。

麻婆飯 850円
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大きなカスエラ・・・じゃなくて土鍋に
グツグツと煮えたぎる、マーラーマグマ。
花椒が、しっかりとかかっているのが見える。
「こうでなくちゃ!」と心躍らせながら一口。
しっかりと、豆鼓(トウチ)の風味。
フォアジャオと豆板醤の刺激で、舌がビリビリっと来る。
身体中の毛穴が開いて、汗が噴き出す瞬間がたまらない。
豆腐もご飯も、美味しい。

かなりのボリュームがあったようだが
何のその、アッという間に平らげた。
小鉢、スープもちゃんと美味しくて
他のメニューも食べたいという意欲にかられた。
(牛のペニスの炒め物、なんてのもあった)
真面目そうな店主とお話したところ
週末の夕方以降は予約をした方が確実そう。

次の標的は、担々麺。
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by irdecopas | 2008-12-22 14:00 | 東京生活 mi vida Tokio

かぶ&肉汁うどん Udon con rábano y carne

恵比寿のお店を辞めて以来、
どっぷりスペイン漬けの生活ではなくなったけれど
かえって、それを楽しむことが出来ている気がする。

昨日から、しがらきにもシェリーを入れた。
とりあえずは、マンサニージャとオロロソ、そして、甘口のクリーム。
ベネンシアでグラスに注ぐサービスをすると
店が小さいので、盛り上がる!
狭いがゆえ、お客のすぐ脇で実演するので、我が気分も高揚。
合わせられるアテも、和洋風色々あるので面白い。
ほとんどの人が酒好き、ワイン好きなので、出だしは好評だ。

「ハイ、マカナイ。」どかんと、大きな器にたっぷりの
かぶ入り、和牛出汁のうどん
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牛バラ肉を煮た後の出汁と、ホクホク、旬のカブを使ってくれた。
おつゆに牛の旨味がたっぷりと出ていて、贅沢!
牛すじ煮好きとしては、もう、たまらない・・・
カブにもその味が染み込んで、とまらない。
つるつる、食べていると、額からじわっと汗。
カラダも心も、芯から温まって嬉しい。

ベネンシアも、飽きられないように頑張らなくっちゃ。

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by irdecopas | 2008-12-20 00:00 | しがらき Shigaraki

ワタリガニのパスタ Espaguetis de jaiba azul 

「スペインめし」ブログを始めて3年半が経過。
当初は、まったく想像していなかったが
現在、週の半分以上を過ごしている我が舞台は
和ベースで洋、時には中、何でもアリのワイン居酒屋

幼少期から料理好きだったという、店主の吉田さん。
サラリーマンから転身、飲食業の道に入り
居酒屋、フレンチ、イタリアンで修行の後
現在の地に、5年前お店をオープン。
ワインに対する情熱も並々ならぬものがあり
お店の至る所に、新旧世界入り乱れ、ごろごろと溢れている。
「まーた、買っちゃったよ」と
その所有本数たるや、何と600本以上!
特にピノ・ノワールが大好きだ。
その知識とこだわり、そして味覚、嗅覚の鋭さは、
ソムリエも舌を巻く程。

身長185センチ、ちょっと個性的なその風貌
一見、クールだけど内面はとってもアツい性格
オープンキッチンで、トークが炸裂することも。
営業スタートも、一応19時なのだが、
メニュー書き終わるのは、大体15分後(笑)
お客さん達は
「料理が出て来るのが遅い」と文句を言いながら
しょっちゅう来てくれるのだから、不思議。
みんな、吉田さんの一皿と人柄が好きなのだ。

表裏がなく、単刀直入で話も早い。
働いてまだ2週目だが、
「お前の店だと思って、何でも好きにしろ!!!」と
ハッパをかけられた。
それなら、と、ベネンシアでのシェリーサービスを
昨晩から始めたところ、常連さん達に意外と好評。
「これから、シェリーも入れよう」ということに。

そんな、しがらきのマカナイ。

「はーい、激辛だよ」
ワタリガニのトマトソースパスタ
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営業中、お客さんと麻婆豆腐の話で盛り上がって
「辛いの大好きなんですよお〜」と言っていたら
好みに合わせてくれたようだ。
実は辛すぎず、とても良い感じにホット。
パスタの茹で加減はキッチリとアルデンテ。
たっぷりのカニはもちろん、バリバリと噛み砕き、吸い付いて
身も脚の肉も、全部いただいた。

「自己流ですよ」というが、
よっちゃんの心の籠った料理は、おいしい。
深夜に頂いても、もたれない。
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by irdecopas | 2008-12-18 01:00 | しがらき Shigaraki

シェリーとイベリコ・ベジョータ Jerez y ibérico bellota

先日、生ハムとワインとの相性について
独断に満ちた持論を展開したが
各方面から、おおむねご賛同頂けた模様(笑)

でも、発言した以上ここで実証しなければと
思っていたら、絶好の場所があった。
仕事後のオジャリア銀座。
極上5J(シンコ・ホタス)のコルタドールで
日本を代表するベネンシアドール、中瀬氏に
「ハモンに合うマンサニージャ下さい!」と
お願いしたところ、サッと3秒で出てきたのが・・・

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サンルーカルで飲んだ時、あまりのキレと塩っぽさに
びっくりしたマンサニージャだ!
現地では、あまりにポピュラーな銘柄。
(エチケットが変わって、ちょっと寂しいが。)

敢えてシェリーグラスではなく、
バソ(脚付きでないグラス)で。温度は少し高め。
冷やしすぎなくとも、ゴヤの特徴である塩のような風味が
充分感じられ、ハモンとの相性が抜群。
また、ナッツや干しいちじくのようなアロマが合う!
あまり低い温度だと、
口の中で溶ける脂の旨味まで流してしまうのだろう。
こういう配慮が、やはりプロ中のプロだと
思わずにはいられない。脱帽。

隣に座っていたお客様が、偶然
顔見知りの、シェリーNPO法人のお方。
挨拶がてら、この相性についてご意見を伺ったところ・・・

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by irdecopas | 2008-12-16 23:30 | Bar de Ollaria

Lentejas de La Luna Llena

今月の初旬、クスクス屋さんを開店準備中のAさんが
「どうしても、行きたい!」というので
世田谷・ルナジェナへ一緒にお邪魔。

まずは、ハブーゴ村の希少なハモンセラーノと
腸詰の盛り合わせにお魚のケーキで、白ワイン。

そして、ずっと気になっていたメニュー、
牛ハラミ肉のソテー 
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生クリームをソースに使っている。
肉自体には脂味が少なくあっさりとしているので
ソースと合うし、塩加減はしっかり目で
ワインが進む・・・・・ヤバイ!

Aさん念願の豆料理。
レンズ豆の煮込み!
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「ほっこり」と吹き出しをつけたくなるくらいに
優しくて、じわーっと、滋味にあふれている。
一緒に出されたギンディージャ(スペインの青唐辛子酢漬け)を
時々かじりながら食べると、口の中がサッパリして
もっとお豆が食べたくなるから不思議。
この食べ方も、マドリー仕込みなんだろうか。

これら以外に、カジョスもたっぷり頂いて
お腹ははち切れんばかりに、満タン。
Aさん、食べている間中、「美味しい、おいしーい」と
何回言っただろうか。

ここ数年、巷には雨後の竹の子のように
「スペイン風」の料理を出すバル等が増えた。
流行りに乗じているだけのような店が多いのは、周知の事実。
色々なお店が出来ることで、スペイン料理が
盛り上がるのは良いことだけれど、
やるなら、料理にもサービスにも
「愛情」を注いで欲しいと思う、今日この頃。

ここも、ダンジョウも
めしがウマい店には、それがある。
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by irdecopas | 2008-12-15 14:00 | ルナ ジェナ La Luna Llena

ラーメン Fideo chino 

最近は仕事開始が夕方以降なので
お昼は出勤前に自宅で取るか、出先でササッと済ますことが多い。

今週はというと・・・・・
月曜:そば、火曜:ラーメン、水曜:そば、木曜:牛メシ。
金曜:うどん、土曜:おにぎり(笑)
新しい店の夜賄いは、パスタが多いので
ほぼ毎日、毎食に近いペースで麺類を食べていることになる!
大好きなので、まったく苦にならない。

寒くなってきたので、ホットな麺に惹かれる。

桜新町『紅蜥蜴』の担々麺 900円
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サラリーマンの頃、辛い担々麺にハマり
色々食べ歩いたことを思い出した。
先輩に勧められて時々行った
銀座松屋の赤坂飯店、安くて辛くて旨かった。
ここのは、クリーミーで食べやすい。
個人的には、もっともっと花椒が効いているのが好きだけど。
麺は細めでスルスル入る。なかなか上品な味わい。世田谷だからか。
店内至る所に、毛沢東のポスターがあった・・・

千歳烏山『みそ一発』
辛味噌タンメン 780円 野菜多め
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自転車で環八沿いのユニクロへ行く途中に
赤い「みそタンメン」の、のれんが目に飛び込んだ。
思わずフラフラ入ると、カウンターは100%男性。
視線を一身に浴びながら、「野菜多め」で注文。
通常でも400gのもやしを使うそうだが、増量(無料)は500g!
食べていると、途中で顔中の穴という穴から
汗が噴き出して来る!!!
こういうのを食べると、ムクムクと労働意欲が沸いて来る。
食べ終わるのに、ゆうに二十分近くはかかったけれど
なかなか伸びない、太麺。

四十路を目前に、完全にガテン系だ。
日焼けもしたことだし。

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by irdecopas | 2008-12-14 14:10 | 東京生活 mi vida Tokio

近況報告 Noticias de mi vida 

11月の終わり、予定していた眼の手術が
たったの50分間で無事終了、傷も順調に癒えている。
この秋には、ほとんど左目が見えなくなっていたが
おかげさまでとても鮮明になった。
見えなくても良いものまでハッキリ見えて
「こんなに顔黒かった? シミとシワだらけ!!!」
・・・そんな、驚きの日々(笑)

神戸との行き来も続けているが、
少し落ちついてきたので
今週から、新しいところでお手伝いを始めた。
小さな、小さな街角のワイン居酒屋
「しがらき」

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by irdecopas | 2008-12-10 13:30 | しがらき Shigaraki

生ハムとワイン Jamón y vino

もうひと月前になるが
お世話になったインポーターのM&Iさん、
某スペイン料理店Rさんとの4人で
一緒にワインを飲む機会に恵まれた。

その時に、食した生ハム。
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左がイタリア、パルマ産。真ん中がフランス、ビゴール産
そして、右の一番濃い色がスペイン、イベリコ種。
ワイン生産三大国の、生ハム食べ比べだ。

それぞれの熟成期間等は未確認だけれど
およそ18ヶ月前後〜であろう。
パルマのは、少し若め。生っぽくサラっとしている。
イベリコはナッティで脂味濃いめ、ああ懐かしい味(笑)
そして、一番人気だったのが、ビゴール豚。
皆、口々に「これが一番美味しい!」
香りがとても良くて、脂の味も上品で、
赤身のコクも、強いがしつこくない。

この時飲んでいたのは
アルザスの、非常に香りの良いリースリング(銘柄名失念!輸入元/odex)と
シャンボール・ミュジニー ' 03 1er レ センティエ (エルベ・シゴー)

リースリングは辛口であるが、
蜂蜜を思わせるような、甘くアロマティックな香りと
特有のオイリーなニュアンスが、生ハムにあう。
そして、ピノ・ノワールには、上質の赤身肉や血液、
胡椒のようなニュアンスがあって
こうした加工肉との相性がとてもよい。

正直、このパルマだと、ちょっとワインに物足りない。
イベリコは、脂が濃くて、味が強すぎ。
ビゴール豚の、濃厚だけれども繊細な風味が
最も良く合ったと思う。
(ビゴール豚とは、ピレネーの麓に育つ
元来イベリコ豚と起源を同じくする黒豚なのだそうだ)

単純に「フランスのワインには、フランスもの」
というのも一理ある。
でも、例えばカタルーニャのフエッ(胡椒入りの腸詰)
なんかは、絶対に、ピノノワールとの相性が良いと思う。
(カタルーニャはスペインじゃないって?!・笑)

勿論、もっと美味しいパルマ生ハムもあるだろうし
ハモン・セラーノでも、熟成感があり質の高いものは
良い相性を示すかもしれない。
逆に、伝統的でエレガントなリオハの赤に合うのも
ビゴールのような味わいのハムだと思った。

イベリコの生ハムは本当に美味しいし大好きだ。
でも、合わせるワインによって、また印象が変わるのだから面白い。

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by irdecopas | 2008-12-01 10:00 | ワイン・シェリー Vinos