久しぶりに、旧友からメールが来た。
「日本でもイベリコ豚が食べられるらしい!?」と。
それが、我が故郷、鳥取県の大山(だいせん)山麓で生産されているという。
日本で初めて、どんぐり飼料を与えて生育させた豚
その名も
『トトリコ豚(トトリコトン)』
思わず、「良いのかよ、オイ!」と一人突っ込んでしまった。
トトリネットという、NPO団体の活動の一環だそうだが
この名付け親が、私の旧友N子なのだそうだ。
本人曰く、数年前ティオ・ダンジョウを訪れた際に食べた
ハモン・イベリコ・ベジョータの美味しさが頭から離れず、
応募をしたら見事当選。
韓国語で「トットリ」は『どんぐり』という意味だそうで
これは、実はなかなか面白い発想ではないかと、思い直した。
ごめん、Nブ。
しかしながら、パタ・ネグラ(黒い蹄)ではなさそう。
三元豚だそうで、当然イベリコ豚とは全く違う風味を持つのだろうが
脂は、オレイン酸たっぷりで、間違いなく旨そうだ。
そして、このお肉の売上金の一部は、大山山麓のどんぐりの森作りに
利用されるとのこと。
2ヶ月に一度しか、出荷されない希少豚を食べると
我が古里の海と山の美が保たれるというプロジェクト。
(何年かかるかは不明だが)
離れていても、地元にちょっとだけ貢献できそうだ。
早速、注文しよう。