ピーター&テルモ

ちょうどひと月前のネタ。
5/31(水)コンラッド東京で行われたスペインを代表する若手醸造家
ピーター・シセックとテルモ・ロドリゲスによる
「テロワールの本質を語るセミナー」
100名が抽選?で招待され、9種類の試飲をしながら同時通訳付きで聴講できるという豪華版。壇上のピーターの真正面、最前列の席が空いていた。さっさと座る。

皮切りに、テルモが話し始めると芸能人並みのフラッシュが。
いやいや、それほどでも・・・と心の中でつぶやきつつ
恐る恐る辺りを見回すと、デジカメを構える女性の多いこと。
反逆児で革命家!らしい彼の語り口調は明解で歯切れがよい。
バルデオラスでの新しい白ワインプロジェクト(GABA do Xil)の話など
プロジェクターの画像を見ながら(飲みながら)聞く。
スペインの原産品種にこだわり、果敢にチャレンジを続ける熱い姿勢が、
ワインラバーの女性をとりこにするのか・・・
それともルックス? (両方なんだろうが)



対するピーターは穏やかな雰囲気で淡々と説明を始める。
我がカメラはピーターの『アシエンダ・モナステリオの畑』をキャッチ。
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ドゥエロにあるこの畑には冬は雪も積もるのだが
その水分が、夏の干ばつを補うのだそう。
石灰質100%の土壌は珍しく、それを手に入れることは非常に難しいのだ、と。

『ピングスの畑』マーガレットも植えられている。
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彼はアメリカ時代、初めて飲んだペスケラにもの凄い衝撃を受けたそう。
それがなかったら、ドゥエロでワインを造っていなかったのかもしれない。
デンマーク人だけれども、流暢なスペイン語で実直に語るピーター氏
ひたむきな情熱がじわっと、伝わってきた。

試飲アイテム9種類(左から)
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1. Altos de Lanzaga 2003 Rioja (Telmo)
2. Pago la Jara 2003 Toro (Telmo)
3. Matallana 2003 Ribera del Duero (Telmo)
4. Hacienda Monasterio Reserva Especial 1998 Ribera del Duero(Peter)
5. Hacienda Monasterio Kempis Reserva Privada 1999 Ribera del Duero (Peter)
6. Flor de Pingus 2001 Ribera del Duero (Peter)

一番好きだったのはアシエンダ・モナステリオ・レセルバ・エスペシアル98。
以前同じワインの95年ものにとても感動した記憶があったが
難しい年だったというこのビンテージも、なかなかどうして。
優雅で美しくも人間味に溢れた芯の強い、エロティックな女性のような。
(褒め過ぎ?)

テルモのワインは全て一つの品種から造られていて、しかも同じ2003年
まさに、「テロワールの違い」がとてもわかりやすい。
”100年前と同じものを造る”というコンセプトで造ったアルトス・デ・ランサガ。
素直で可愛らしく、家柄も良く育ちの良い田舎のお嬢さん。
(大人になったら超美人、な感じ)
そして、彼の真価は、マタリャーナだけじゃない。
難しいことを考えずに率直に美味しいと思える一本1000円ほどのワインも
たくさん世に送り出していることだと、個人的に思う。
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これからも、飲み続けます。
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by irdecopas | 2006-06-30 11:09 | ワイン・シェリー Vinos
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