とうとう、開けてしまった。
”聖母庵” という名のワイン。
プリオラートの四人衆と言われたうちの一人
アルバロ・パラシオスの、作品。
前職の、スペイン料理店退職の際
オーナーシェフからの、プレゼント。
(Dさん、頂きました!)
大切に、セラーで寝かされていたものを
恵比寿から、桜新町に移動して一年ちょっと。
ガルナッチャとカベルネソーヴィニヨンのブレンドで
熟したベリー、黒い果実と、カカオや土の力強さ
十年以上の熟成を経て
タンニンとたっぷりしたエキスがまるみを帯びて
複雑かつ、エレガントに。
しなやかに、延々と続く余韻。
なるほど、シャトーマルゴーで修行をした
彼の、真骨頂だ。
これまで
幸いに、格付ボルドーワインをいくつか経験できたから
この、スーパースパニッシュワインの
真価も感じることが、出来た。
バルセロナに行ったら、エルミタを探し出してみたい。
もう一度、感じたい。