5月7日に、あっという間の開店一周年を迎えた
世田谷のスペイン料理、
ラ・ルナ・ジェナ。
ここの平山夫妻は、我が一週間店主の際
初日と千秋楽両方に来店してくれ、ずいぶんと助けられた。
お礼参りがてら(笑)オフの昨夜。
疲れもまだ少したまっていたので
カウンターに座り、ダラダラとお喋りしながら
ちょこちょこと、気の向いた料理を頂いた。
「食べてみて。」と最初に出された
豚肉入りエンパナーダ Empanada de cerdo
ガリシア発祥の、スペイン風ミートパイなのだが
しっかりとお肉に塩味が効いて
持ち込んだ、レセルバのカバに、合う!
『ケーキ焼きの次は、これに挑戦するぞ』
密かに闘志を燃やしつつ、頂く。
「おっ、それ食べたい!」
他のお客様用に準備していた黒い物体を、すかさず注文。
小イカの墨煮 Calamares en su tinta
ヤリイカと思われる、小ぶりのいかの胴体に
いかのゲソの他、色々詰め物が入っている。
(貴方が食べるまで内緒)
そして、このスミの味が何とも言えず、旨い!!!!!
こういう料理には、料理人の個性が出て
食べる方としては、とても楽しみなのだが
彼のそれは、後からじわーっとうま味を感じる。
滋養溢れる、という言葉がピッタリだ。
贅沢なことに、しがらき店主のフランス土産
チョコレートとスパイスを使った、印象的なピクルス様の瓶詰めを
少しずつ、一緒にパンと頂くと、
まるで、お漬け物&イカスミ飯を食べている錯覚に(笑)
とっても、懐かしい味わい。
ホーーーー 至福。
コッテリした、バナナ様のアロマ漂うルエダの白と、合う。
もう、お腹が一杯なのだけれど
やっぱりここに来たら、シメにこれを。
Lentejas レンズ豆の煮込み。
季節を考えて、ちょっとあっさり目に仕上がっている。
いつもの、ギンディージャ(青唐辛子)をかじりながら頂くと
何故だか、するするっと、完食!!!
スペインさながらの、musicaもたっぷり。
ここに来ると、癒されて
翌日からの活力が、沸き上がる。
Muchas gracias por todo!